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2008/01/21 (Mon) 23:10
カメラの話です。

カメラといえば、誰でもその名前くらいは知っているライカ。私も名前を知ってるだけだけど、この前、美術館の中で、黒塗りのライカをさげている若い女性がとっても素敵に見えてしまって、久しく抑えてた物欲がふつふつと沸き立ってきたというわけです。

ライカといえば、高級機種の代名詞です。ただ所有するだけを目的とする、コレクターと呼ばれる人も大勢いると聞きます。フィルムも現像も事実上F社だけという心許ない状況にあっては、使うことを目的として所有するには必要な初期投資が高すぎです。



バルナック型です。かっこいいです。これが黒塗りだったらもっと素敵です。
古くてまともに動く個体が少なくなってしまっていることと、シャッター速度が倍数系列でないことが問題だと思ってたんですが (倍数系列ってのは、1、2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024、・・・って、倍々に並んでるやつです。ただ、シャッターダイヤルには、1、2、4、8、16、30、6、12、25、500、1000、・・・って書いてありますね。なぜだか知らないけど)、そのほうが却って好都合なこともあるかもしれないっていう話を聞いて、俄然欲しくなってしまったわけです。

その話というのが、渡部さとるさんが提唱してる感度分の16です。感度100のフィルムを使った場合、ピーカンの空の下では、露光時間を100分の1にして、絞りを16にすれば適正露出になるっていうことだそうで、倍数系列のカメラの場合は、シャッター速度は一番近い128(125)にして、絞りは少し開いて11半にするのだそうです。なんでそうなるのかは置いといて、上等なレンズなら中間絞りにクリックがあったりするから、こういう設定でいいのでしょうけど、なんだか微妙です。国際系列のシャッターなら100が選べるので、絞りは16でいいわけです。ぶらぼー。

と、ここまで書いておいて、100っていう設定が、ほんとに露光時間を100分の1にするものなのかは知りませんとか言うと叱られそうですね。どうか御容赦を。

ちなみに、かつて一斉を風靡したオリンパス・ペンの初期型や、ライカM3の初期型もそうです。いやはや、こういう基準で対象になる選択肢のなんと魅力的なことでしょう。

余談ですが、「シャッター速度が1000分の1秒」っていうのは誤用です。速度は数値が大きいほど速いに決まってるし、単位も「秒」は分母に来ないとおかしいからです。1000分の1秒なのは「露光時間」です。と言っても、スリットが走るタイプのシャッターの場合、実際にフィルムに光が当たってる時間は1000分の1秒ではないだろうという想像ができるあたり、ややこしい話です。
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