2007/02/04 (Sun) 19:19
検査結果のメモ。
プロゲステロン 0.7 ng/ml
エストラジオール 109.1 pg/ml
プロラクチン 40.4 ng/ml
テストステロン 53 ng/dl
その場でメモらなかったから嘘かもしれないけど、この程度の数字は暗記できるのさ。ただ、プロゲステロンとテストステロンはちょっと微妙。検査項目名まで覚えきれなくて、「黄体ホルモン」と「男性ホルモン」と聞いたことの記憶から勝手に推測したものだから。ほかは正しいはず。
単位はそれなりのところに転がっている「基準値」と見比べて書き加えた。あってもなくても一緒だ。
おしゃべり好きな先生だったので、いろいろ教えていただいた。
先生によれば、MtFのための基準値というのはまだ確立されていないらしい。どの数値も、生来の性別の基準値からかけ離れたものにならない方がよいという考えをお持ちだった。例えば、一応女性の基準値ではあるテストステロンを私としてはもっと下げたいことを伝えると、「むしろ75~150程度の方がいいくらいで、本当はもう少し上げたいけど調節が難しいからこれくらいでいいでしょう。」と言われた。
以下おぼえ書き。
私は、検査結果が思わしくないと投薬を中止されるのではないかと心配で、いつも不安を抱えて生活していることをお話してみた。それに対しては、「長い目で見ましょう」という予想どおりの、不安を和らげる作用のない返事があったあと、「だいたい1ヶ月くらい止めれば、数字は回復しますから。回復すればまた始められるし」というお話もいただいた。なんとなく、1ヶ月は許容範囲で、2ヶ月だと「振り出しに戻る」感じに捉えていたので、少し安心した。これからは、生活習慣病が症状を現してくる年齢だから、出たら叩く、という感じで進めましょうとも。頼もしいです。惚れていいですか。
黄体については、「かつて『1を超えるようにしましょう』と言われていたけれど、卵胞の発ガン作用を抑えるのが目的でそう言われていたもので、MtFは子宮がないのでターゲットは乳癌だけということになるから、副作用を考えると少なくていい」とのこと。じゃあ、なんで投与しているかというと、生理周期を人工的に再現すると体に優しいのではないかという期待が持てるからとか。ほんとか?
卵胞は、女性は生理周期で激しく上下するし、妊娠末期なんて千とか万とかの桁になるシロモノで参考にならないから、その数値自体より、むしろ男性ホルモンを抑えていることの指標として捉えるとのこと。数値自体も良好らしいが、それよりも、私の男性ホルモンは先生の基準では下がりすぎなくらいだから、充分、その効果が出ているという判断になるそうな。
プロラクチンは、ちょっと心配された。基準値をオーバーしていて、これが大きいと乳汁が出たりすることもあるから。でも、残念なことに乳腺がさっぱり発育していないので、私は全然心配していない。
男性ホルモンを抑えたい希望について、さっき書いたように先生は否定的なんだけど、もう少し聞いてみた。
そういう薬はあるけれど、とても危険だからダメって言われた。あんまり怖い話ばかりするので、そんな薬を勝手に摂ることはしないつもりになって、ほとんど聞き流してしまったから、薬の名前も忘れた。
で、その話の流れで、SRSの話になった。
私は、これまで現実問題として捉えていなかったけど、先生はとても具体的な話をしてくださった。やるならタイですか。それと充分な休暇をとって、術後は向こうに長く滞在することを勧められた。難しいだろうけどともおっしゃっていたが。
SRS後は、ホルモンの投与量を半分くらいに抑えられるとか。だったら、健康のためにもSRSすべきではないですか。本当かよ。
「手術の1ヶ月前からは投与を停止するし、術後は充分に検査して投与量を決定するから、手術を決意したら、早めに言って」とか言われた。急に現実問題に浮上したよ。私の中では。「あとはお金と職場の理解か」なんてね。
SRSも戸籍も全く考えてなかったこともあって、私はGIDの診断を受けていない。っていうか、そういうメンクリに行くことさえしていない。もっと言うと、今お世話になってるところで紹介状を書いてくださると言うのを断ってさえいる。SRSよりFFSだろうと思っていたし、そもそも「総本山」は通うには遠すぎる。
タイで手術を受けるにしても、GIDの診断書が必要なところがほとんどで、それがいらないところはモグリっぽくて(あくまで感想です。)候補にすら考えていなかったけど、現地で診断書を取得できるところもあるというではないですか。となれば、あとはほんとにお金だけの問題かもしれない。
まあ、夢みたいな話なんだけど、本気で夢見てれば実現するかもしれないし、そもそも楽しい。いい話を聞けて久しぶりに愉快な気分になった。
「ホルモンって、要は本人の自己満足なんですよ」っていう先生の考え方も素敵。せっかく投薬していただいてるのに、ちっとも行動していないことを「いけないこと」って思ってたけど、自己満足だったらそれも生き方として“あり”なはず。
黄体については、「かつて『1を超えるようにしましょう』と言われていたけれど、卵胞の発ガン作用を抑えるのが目的でそう言われていたもので、MtFは子宮がないのでターゲットは乳癌だけということになるから、副作用を考えると少なくていい」とのこと。じゃあ、なんで投与しているかというと、生理周期を人工的に再現すると体に優しいのではないかという期待が持てるからとか。ほんとか?
卵胞は、女性は生理周期で激しく上下するし、妊娠末期なんて千とか万とかの桁になるシロモノで参考にならないから、その数値自体より、むしろ男性ホルモンを抑えていることの指標として捉えるとのこと。数値自体も良好らしいが、それよりも、私の男性ホルモンは先生の基準では下がりすぎなくらいだから、充分、その効果が出ているという判断になるそうな。
プロラクチンは、ちょっと心配された。基準値をオーバーしていて、これが大きいと乳汁が出たりすることもあるから。でも、残念なことに乳腺がさっぱり発育していないので、私は全然心配していない。
男性ホルモンを抑えたい希望について、さっき書いたように先生は否定的なんだけど、もう少し聞いてみた。
そういう薬はあるけれど、とても危険だからダメって言われた。あんまり怖い話ばかりするので、そんな薬を勝手に摂ることはしないつもりになって、ほとんど聞き流してしまったから、薬の名前も忘れた。
で、その話の流れで、SRSの話になった。
私は、これまで現実問題として捉えていなかったけど、先生はとても具体的な話をしてくださった。やるならタイですか。それと充分な休暇をとって、術後は向こうに長く滞在することを勧められた。難しいだろうけどともおっしゃっていたが。
SRS後は、ホルモンの投与量を半分くらいに抑えられるとか。だったら、健康のためにもSRSすべきではないですか。本当かよ。
「手術の1ヶ月前からは投与を停止するし、術後は充分に検査して投与量を決定するから、手術を決意したら、早めに言って」とか言われた。急に現実問題に浮上したよ。私の中では。「あとはお金と職場の理解か」なんてね。
SRSも戸籍も全く考えてなかったこともあって、私はGIDの診断を受けていない。っていうか、そういうメンクリに行くことさえしていない。もっと言うと、今お世話になってるところで紹介状を書いてくださると言うのを断ってさえいる。SRSよりFFSだろうと思っていたし、そもそも「総本山」は通うには遠すぎる。
タイで手術を受けるにしても、GIDの診断書が必要なところがほとんどで、それがいらないところはモグリっぽくて(あくまで感想です。)候補にすら考えていなかったけど、現地で診断書を取得できるところもあるというではないですか。となれば、あとはほんとにお金だけの問題かもしれない。
まあ、夢みたいな話なんだけど、本気で夢見てれば実現するかもしれないし、そもそも楽しい。いい話を聞けて久しぶりに愉快な気分になった。
「ホルモンって、要は本人の自己満足なんですよ」っていう先生の考え方も素敵。せっかく投薬していただいてるのに、ちっとも行動していないことを「いけないこと」って思ってたけど、自己満足だったらそれも生き方として“あり”なはず。
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