だめです。
去年の5月6日の記憶が甦ってしまいました。
自分というものの存在の無意味なことを思い知らされた記憶です。
世の中は、価値のある人とそうでない人で成り立っています。
残念な事に、私は後者に属します。
あの日、横浜のとある部屋でそのことに気付かされました。
いつか、その気付きを思い出話にできるかもしれないけれど、
今はただの悪夢でしかありません。
悪夢ならまだましです。 恐ろしいことに現実です。
以前の私は、自分の外見が醜いことで苦しんでいました。
今は、私という人間の存在価値のなさがそれをもたらしています。
それは結局、外見の醜さに起因します。 すべての根本原因です。
「人間は中身よ」 なんていうのは、外見も伴った人の言い草でしかありません。
私のようなのが言ったら、ただの負け惜しみです。
存在価値のない私は、もはや生きる価値がありません。
ただ、生きることは当人の権利なので、それを無駄に行使し続けています。
こうして、負け惜しみさえ言うことのできないほど中身も腐って行きます。
存在価値はいよいよ失われていくというわけです。
今日は金曜日。
生きる価値のあるその人たちは、夜の街に繰り出して人生を謳歌していることでしょう。
今日は何も予定がなかったので、仕事の帰りに神保町なんて行ってみました。
この歳にして古本屋さん初体験です。
大学受験を1回失敗してお茶の水に通ってたときは、
何度か近くまで行ったものの、怖くて中には入れませんでした。
古本屋さんなんて、頑固なおやじさんが睨みを効かせてるものだと思ってたからです。
入ってみると、全然そんなことないんですね。 愛想のいい方が多かったです。
こちらも半分ひやかしなので、他のお客さんの邪魔にならないようにしてたし、
結局、本を手に取ることもしなかったので、怒られるはずもなかったんですが。
独特のにおいと、茶色に変色した本の背がびっしり並んだ景色だけで結構楽しめました。
ちょっと心理系の本を読んでみたかったんですけど、
実用目的なら新刊のほうがいいと思ってやめました。
惜しいことしたかも。
活字とかルビとか仮名遣いとか、はまる要素がいっぱいあるから。
次に機会があったら何か買おう。 詩集あたりが狙い目でしょうか。
正月休みは割と気分よく過ごせたこと、嘔吐感と頭痛が気になることを話したら、
トレドミンを減らそうということになった。 30mg/day。 高齢者用とされる量。
何も状況が変わらないのに気分が落ち着いているのは薬のおかげなのだから、
量を減らすのは正直怖い。 でも、この副作用と付き合い続けるのも無理っぽい。
再び落ちてしまうきっかけになるようなことが起きませんように。
このまま薬を減らして行って、いつかはお別れできますように。
今週はもうひとつの病院にも行く。 こっちは末永くお付き合いできますように。
抗鬱剤を摂っていることを伝えようかどうしようか。
そう言えばもうすぐ杉花粉のシーズン。 これ以上薬増やして大丈夫だろうか。
そろそろ薬剤師さんに伝えないと本気で体がやばいかも。
供給する側であり続けるためには、需要を正確に把握して、
それに応える努力をしなければなりません。
今の私には、なにもできていない。
そもそも私に対する需要なんてあるのだろうか。
私に足りないものは山ほどあるが、とにかく金がない。
きのうのお店で再デビューとか考えてみても、今は金がネックで無理。
もう何も考えられん。
こういうときは風呂入って寝るべ。
朝、目が醒めると泣いていた。
そのときは夢の中だと思っていたけど、涙が流れる感触は確かにあった。
理由は分からない。 思い当たることはなかった。
涙を流している自分が悲しくて、声をあげて泣いた。
しばらくそうしているうちに、再び寝入った。
去年、3年間伸ばし続けた髪を思い切り短く切った。 11月23日のことだ。
その2日前、私にとってすべてが終わったと感じさせるできごとがあった。
女にとって命であるとも言われる髪を切ることで、擬似的に自殺を図ったのだった。
もうひとつ、実際的な理由として、今月、ある面接を受けるためでもあった。
ところが、そのもうひとつの理由が消滅してしまった。
そのことを今朝知った。 悲しさを通り越して、激しい虚脱感に襲われた。
ふと、ゆうべの彼女のことを思い出した。
彼女はときどき、彼女と同じ名前をもつある人のことを口にする。
そのときの彼女はとても嬉しそうだ。 ゆうべもそうだった。
ネットでしか存じ上げないけど、とてもチャーミングな人なのは知っている。
そういえば、彼女のメルアドには彼女の名前が2回登場する。
今ごろ気が付いた。 なんだそういうことだったのか。
以前、たいへん世話になった人が、ソウルメイトというものを教えてくれた。
彼女にとってのそれは、きっとその同名の彼女なんだろう。
私にもそんなひとがいるのだろうか。 彼女がそうであってほしかった。
「花」という字は「死」と似ている。
意味もそうかもしれない。
いい居場所が見つかってよかったね。
新しい世界で女を磨いて、ますます綺麗になってね。 私の分も。
今日は彼女に会いに行く。
彼女と会うのは去年の9月以来。 写真はホムペで見てるけど、リアルに会うのは久しぶり。
この世界、これだけ時間が経っていれば別人のように変わるのが当たり前。
事実、写真で見る限り、もともと美人なんだけど、飛躍的に綺麗になっているのがわかる。
場所は、彼女が最近よく行くお店。 私にとっては初めて行くところ。
最近、仕事場と病院以外はほとんどどこにも行っていない私にとって、
初めて行くところはとても緊張する。
ほかのお客さんたちの様子とか、お店の雰囲気とか。 今の私にとって居心地はどうなんだろう。
綺麗になった彼女に気圧される自分が思い浮かぶ。
一歩も前に踏み出せないでいる自分と、輝いている彼女を比べて勝手に落ち込んでいる。
これでは去年の春の二の舞になる。 しかも状況は今度のほうが悪い。
薬の力を借りているのが唯一の救いか。
そんなことではいつまでたっても抜け出せない。
いや、一生、薬に頼って生きていたって構わないじゃないか。
どうせ根本的には治せやしないのだから。
ちょっと副作用がきついだけのこと。 余命だって何十年も残ってるはずがない。
とりあえず、勝手に叩きのめされに行く。 命を取られるわけではない。
実を言うと、ここ何ヶ月か彼に会うのが怖かった。
私はただ甘えたかった。
でも、なぜか拒絶されるような気がして、素直に甘えられなかった。
わざとではなかったけど、彼の気に障るようなことばかり言っていた。
彼は厳しかった。 私にはそう感じた。
言っていることは正しかった。 私のために言ってくれているのも分かっていた。
ただ、ここ何ヶ月かの私には、彼が厳しく感じられた。
彼には夢がある。
その夢を実現させるには、私はいないほうがいい。
私も彼と同じ夢を持っている。
もし、私に私のようなやつが付きまとっていたら、
私は自分の夢を実現させるために、邪魔だと言って追い払うだろう。
彼の夢のために、私は消えたほうがいい。
だから、私は彼を忘れようとした。
愛しているから。 幸せになってほしいから。
私から連絡さえしなければ、自然に別れられるはずだった。
恐る恐る打ち明けた私に、彼はやはり厳しかった。
ただ、拒絶されたわけではなかった。 少なくとも私にはそう思えた。
私の思い込みが一蹴された、そんな気がした。
私は彼に甘えていた。 拒絶されるのが怖くて素直になれなかった。
結果は思い通りにならないかもしれないけど、何もしなければ何も起こらない。
今度会ったら素直に彼に甘えよう。 私は彼を愛しているのだから。
というわけで、2日間も日記さぼります。
風邪の引き始めにやたら眠くなることが多いから、もしかして・・・
とか思いつつ。
仕事から帰ってきてすぐ横になってしまって、
「あ、日記書かなきゃ」 って目が醒めたところ。
夕方ひどかった吐き気が治まってます。 なんだ早く寝ればいいのか。