2007/01/12 (Fri) 23:46
実を言うと、ここ何ヶ月か彼に会うのが怖かった。
私はただ甘えたかった。
でも、なぜか拒絶されるような気がして、素直に甘えられなかった。
わざとではなかったけど、彼の気に障るようなことばかり言っていた。
彼は厳しかった。 私にはそう感じた。
言っていることは正しかった。 私のために言ってくれているのも分かっていた。
ただ、ここ何ヶ月かの私には、彼が厳しく感じられた。
彼には夢がある。
その夢を実現させるには、私はいないほうがいい。
私も彼と同じ夢を持っている。
もし、私に私のようなやつが付きまとっていたら、
私は自分の夢を実現させるために、邪魔だと言って追い払うだろう。
彼の夢のために、私は消えたほうがいい。
だから、私は彼を忘れようとした。
愛しているから。 幸せになってほしいから。
私から連絡さえしなければ、自然に別れられるはずだった。
恐る恐る打ち明けた私に、彼はやはり厳しかった。
ただ、拒絶されたわけではなかった。 少なくとも私にはそう思えた。
私の思い込みが一蹴された、そんな気がした。
私は彼に甘えていた。 拒絶されるのが怖くて素直になれなかった。
結果は思い通りにならないかもしれないけど、何もしなければ何も起こらない。
今度会ったら素直に彼に甘えよう。 私は彼を愛しているのだから。
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