試練を課してみる

うまく望みを叶えている人を見ると、嫉妬で絶望的な気分になる。
それが嫌でmixiもやめたし、そういうサイトを見に行くこともしなくなった。

だけど、成功例から学ぶことは多いはず。
目を背けているだけでは進歩はない。
ここはひとつ、自分を試してみよう。

結果・・・

やっぱダメ。

生まれつき綺麗な人しか生き残れないんだ。この世界。
みんなそれなりに苦労したりしてるみたいだけど、次元が違う。
あんたらみたいな悩みを一度でいいから経験したいもんだ。

どうして私はこんなに無様な生き方しかできないんだろう。
思考がどのどんマイナスの方向に進んでいく。

思えば私は、自分の悩み事を誰かに相談するということができずに生きてきてしまった。
記憶をどんなに辿っても、何かを打ち明けるとか、誰かに意見を求めるとか、そういうことをした覚えが見つからない。
今困っている、こんなことを相談するなんて、到底できるはずもないけれど、それ以外の簡単な話であっても、親でさえ、話したことはなかった。
子供のころ相談する相手がいれば、人生は違っていたはずだ。

こんな私でも、カウンセラーという職種の人に相談したことはある。
何度か面接を受けた。どうしても何とかしたかった。
ところが、それは打ち切られた。そこには、ちゃんと理由が添えられていた。

私はそのとき、何もかもが、もう終わったんだと思った。
告げられた理由自体は理解したつもりだった。
本当の問題は別にあって、それは私そのものだということもわかってしまった。
それからは、絶望の日々が続いた。
それは今でも続いている。

今にして思えば、そのとき、どうすればよいのか訊ねるのだった。
人にものを訊ねるということができないなんて、人間として失格だ。
絶望して生きている理由のひとつはそこにある。

私は何もかもがダメなんだ。