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2008/06/22 (Sun) 21:25
昨日、欲しいものが手に入らないことについて書いたけど、それとセットになっている、習慣化した思考があるように思います。「できない」という思い込みです。

私は、なにをやっても上手くいかない。と思い込んでいます。

とくに最近はひどいです。
通勤は習慣になってて、同じ時刻に家を出ることさえすれば必ず到着できるから欠勤はしませんでしたけど、ここ2週間ほどは、仕事も「してるふり」に限りなく近い状態でした。何かをしようとする気持ちさえ起きないほどです。

ロッカーを整理したのがきっかけだったでしょうか。あと、車のバッテリーもロードサービスを呼んで交換してもらいました。これで万全だとか書くと叱られますねw
要はズボラだっただけです。やればできることだって少しくらいあるはずです。

うまくできない思い込みが顕著なのが、実は音楽についてです。
小さい頃から習い事をしていて、基本的な知識や技術は身についていると思うんだけど、そういう訓練をしていない人たちと比べても、何も秀でたとろこがありません。楽器だって歌だって、大人になってから始めた人のほうが私なんかよりよっぽど上手なことがほとんどです。

上手にできる自分というのがイメージできないんですね。もっと言うと、下手くそな自分でなければ自分じゃないと思い込んでいます。壁を乗り越えられない状態こそが自分なんだって。

ピアノなんかだとわかりやすいです。子供の頃に感じた運指の限界が記憶に定着してしまっています。このフレーズは弾けないって、楽譜を見た瞬間に「わかって」しまうんです。これについては、初見だけは利くという、歪んだ発達の弊害でもあります。

今日、そんな思い込みにちょっとだけ挑戦してみました。ピアノの練習です。
難しい曲に挑んだというわけではありません。「これ以上繰り返しても意味がない」という気持ちと戦ってみただけです。言い方を変えると、長時間弾き続けてみただけ、ということです。いかにも馬鹿っぽいですね。

短い小節で区切って、何度も繰り返し弾くことが練習の基本の一つですが、これはなかなか苦痛だったりします。すぐに効果が現れるわけではないし、弾き方に悪い癖があると、筋肉が疲労してくるからです。その上、自分の限界を「知って」いると、この繰り返しが馬鹿馬鹿しくて仕方がありません。神様が見たら、そう思ってることのほうが馬鹿なのにです。

なんとか少しでも上達したいという思いも悪さをします。1日やそこらで上手く弾けるようになるわけがないことぐらい、嫌というほど経験しているくせに、せっかく練習しているのだから、それに見合った結果が欲しくなってしまいます。10回繰り返したら10回分の、20回繰り返したら20回分の効果が欲しくなるのです。10回や20回は練習のうちに入らないのにです。

そういう、悪い考え方を意識しながら、少しばかり長い時間、ピアノの前に座ってました。すぐに上手く弾けなくて当たり前。弾けないのは弾けない理由があるからで、克服するための知識はないのだから、思った音が鳴るまでひたすら繰り返すだけです。

私の指が、さして難しくない曲を弾けない理由は肉体的な構造上にはないはずなので、練習自体が苦痛になることはありません。2時間くらい経った頃から、思いがけず良い音が鳴る瞬間がありました。ちょっと驚きです。

たったこれだけの経験から、全ての悪い習慣を改めることなんてできやしないけれど、ちょっとだけ、気落ちが前向きになった気がしたのは救いでした。
少しずつ広げていけたらいいなと思います。
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