忍者ブログ
[367]  [366]  [365]  [364]  [363]  [362]  [361]  [360]  [359]  [358]  [357
2025/07/06 (Sun) 12:15
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2008/05/06 (Tue) 19:54
今日5月6日はある人の命日です。あれから2年ですから三回忌ですね。早いものです。
あの日、明け方まで一緒に過ごした人がいるから、正しくは5月7日ですけど、そんなことはどうでもいいです。私の記憶の中では5月6日が彼女の命日です。

ただ、その後も1~2度亡霊として現れたし、今でもブログが更新されたりしてるから、彼女のことを覚えていてくれている、世界でたった一人の人には、彼女が死んでしまったことがちゃんと伝わっていないかもしれません。

そんなことより、どうして彼女がこの世から消えてしまったか、その理由をそろそろ書いておきたいと思います。

彼女は、甘やかされていました。甘やかされていた彼女が、急に外の世界に放り出されて、自分の置かれた現実を直視した瞬間、絶望したからだ、と思われていることでしょう。それもあります。ただ、彼女は自分が甘やかされていたことは自覚していましたし、外の世界でどの程度のものなのかということも薄々感づいてはいました。正確には分かっていなかったという点は、大方の予想どおりではありますが。

「もう甘やかしてくれる環境がなくなってしまった」ということが、本当の理由です。

代わりになる場所は、探せばあるのかもしれません。だけど、そのための労力をかける気力がなくなっていました。その気力を失わせたのが、5月6日に訪れたあのお店だったのです。あのお店というより、あのお店での店員の応対というほうが正しいです。いちいち癇に障るものでした。ただ、その程度の扱いを受けるのが相応だということが、そのときの彼女には頭では理解できても、納得できなかったのです。このことが全てです。環境がなくなったことと、新たな環境を探す気力を失わせられたできごと。

今にして思えばかわいいものです。今では、「何かをしたい」とか「何かができるようになりたい」とか「何かになりたい」といったことが何一つ思いつかないようになりました。絶望というものより、もっと深い気がします。「希望」に対する「絶望」ですから、その希望がないわけですから。もう何も残っていません。


そういえば、お世話になったあの方も三回忌です。どこにお墓があるのか知らないけれど、一度お参りしておきたいです。そうか、手っとり早く、私がそっちの世界に行けばいいんですね。追い返されそうな気もしますが。
PR
カレンダー
06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
アクセス解析
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]