2008/10/29 (Wed) 20:34
母が急に、家の中のものを整理し始めました。
自分が死んだあと、片付けるのが大変だから今のうちに、とか言って。
叔母~母の兄のお嫁さん~は、亡くなる少し前に、家のものを整理したそうです。
お葬式のとき、従姉妹たちは、そのおかげでとても助かったと、母に言ったそうです。
老いて衰えたけど、大きな病気を抱えているわけではないのに。
貧乏だけど、食べるものに困るほどではないのに。
父がいよいよだから・・・
モルヒネ系の鎮痛薬を使うようになって、痛みは和らいでいるみたいだけれど、意識はぼんやりしていて、はっきり言えばボケてしまいました。
もう、自分では食事を摂ることもできません。
あとはこのまま、体力を消耗していくだけです。
ゆっくりと、でも確実に、終息に向かって進んでいます。
母は、父の最期を見届けたら死ぬつもりなのです。きっと。
それに気づいた私は、思いとどまらせるようにしなければいけないのでしょう。
でも、どうしたら?
話を聞いてあげるくらいしかできません。
やがてそうすると決めている私にできることなんて、なにもあるはずがないのだから。
でも、どうして?
あんなに憎んでいたのに。
私には分からない。これが女というものなのでしょうか。
福井県出身の母方の祖母は、私がまだ子供の頃、一度だけ、私たちの住んでいた家に泊まりに来てくれました。
最期は東尋坊でした。
履物が揃えて残されていたそうです。
人生が幸せで満ちたものになるかどうかは、遺伝子に組み込まれている、そう思わずにはいられません。
自分が死んだあと、片付けるのが大変だから今のうちに、とか言って。
叔母~母の兄のお嫁さん~は、亡くなる少し前に、家のものを整理したそうです。
お葬式のとき、従姉妹たちは、そのおかげでとても助かったと、母に言ったそうです。
老いて衰えたけど、大きな病気を抱えているわけではないのに。
貧乏だけど、食べるものに困るほどではないのに。
父がいよいよだから・・・
モルヒネ系の鎮痛薬を使うようになって、痛みは和らいでいるみたいだけれど、意識はぼんやりしていて、はっきり言えばボケてしまいました。
もう、自分では食事を摂ることもできません。
あとはこのまま、体力を消耗していくだけです。
ゆっくりと、でも確実に、終息に向かって進んでいます。
母は、父の最期を見届けたら死ぬつもりなのです。きっと。
それに気づいた私は、思いとどまらせるようにしなければいけないのでしょう。
でも、どうしたら?
話を聞いてあげるくらいしかできません。
やがてそうすると決めている私にできることなんて、なにもあるはずがないのだから。
でも、どうして?
あんなに憎んでいたのに。
私には分からない。これが女というものなのでしょうか。
福井県出身の母方の祖母は、私がまだ子供の頃、一度だけ、私たちの住んでいた家に泊まりに来てくれました。
最期は東尋坊でした。
履物が揃えて残されていたそうです。
人生が幸せで満ちたものになるかどうかは、遺伝子に組み込まれている、そう思わずにはいられません。
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